2016年11月18日

飛ぶ影と魚

あまり怖くないけど、とにかく変な感じだったので記録代わりに書く。

3月末、近畿地方のある山の中に行った。
撮影とか調査とかしながら、川を遡った。



邪魔にならないように、岩にもたれて立ってたら、ずんって地響きがした。
その後もずーん、ずーんってゆっくり揺れる。
地震ってほどでもないし、遠くの工事現場から発破の振動が伝わってきた、って感じでもない。
(それは以前経験した)
他の連中は、揺れを感じてる奴と感じてない奴がいた。

しばらくして、先行して下見してたカメラマン助手が帰ってきて、見たことない大きな鳥を見たって言った。
山の上ぎりぎりを、さっと飛んでたらしい。
ワシとかとは全然違って、胴体の割りに羽が小さい感じがしたって言う。
まあ、サルかなんかを見間違えたんじゃないか、ってことになった。

その後、上から降りてくる釣り人に会った。禁漁区なんだけど。
普通、密漁者はこそこそして、顔も見せないんだけど、
そのおじさんは、ものすごくほっとした顔をして近づいてきた。
奥の沢で釣りをしてたら、向かい岸の大きな岩がぐらって横に揺れたって言う。
見間違えたかと思って釣りを続けていたら、川の水が一瞬すごく透明になって、
底の岩とかが全部浮いて見えたんだそうだ。
その後も、見たことないような魚の影が見えたりしたから、
「頭がどうかなったのかと思って引き上げてきた」という。
「キツネに化かされてるかもしれん」と言って、
カメラマンからタバコもらって、ふかしながら降りていった。

後から気づいたんだが、カメラマン助手が見たっていう鳥と、釣り人が見たっていう魚の姿が似ていた。
『胴体が丸い』『すごくすばやい』『頭が大きい』っていう共通点があった。

なんだったのかよくわからんが、こんなこと初めてだったんで書いた。



>>密猟おじさん、山の中で化かされている時は煙草の煙が有効って、知ってたのかな。

キツネに化かされたと思ったらタバコ、っていうのは、このあたりではすごく当たり前のことなんだ。
今でも、
「夜中山道を歩いてたら明かりがついてくるから、タバコつけたら消えた」とか、
「どこまで行っても同じ道だからタバコ吸ったら目的地についた」
とかいう話を当たり前に聞く。

先祖が鬼だっていう家も普通にあるし、日本昔話みたいで、ちょっと不思議なところだよ。



posted by horrors at 23:41| Comment(0) | 不思議な体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: